2012年1月14日

内外装板金二級展開図(漏斗部分)

久しぶりの更新です 今年の標語は注意一秒怪我一生という意味深なコトバから始めます
さて画像についてですが 二級の漏斗部分の第三角法での正面図と平面図となっております
この漏斗の場合は対象な立体ですので第一角法での投影でも変わらないのですが
日本に於いては工業製図(こんなコトバあるのか?)は第三角法でというのが慣習となっておりますので ココでも無理のない限りそれに従います



次に第三角法の平面図上の円を16に分割します 分割方法はコンパスによる角度の二等分で!
そして ここでは説明の為 各点に名称をふっておきます

(この図を見ると前図と名称が違うことに気づくと思いますが大人の事情で名称を変更してあります)
それでは 三角形法による展開を開始してゆきます
A',B'より図のように演習場の分割点に補助線を引き その線分の長さをつかって 実長を求めてゆくのですが
闇雲にゴリゴリと力技で進めてゆくのか一つの方法ではありますが 先ずは落ち着いて平面図を見てください
線分A'a=A'e=B'e=b'i  線分A'b=A'd=B'f=B'h 線分A'c=B'g という事に是非気づいて下さい
これの意味するところは 本来なら16本の線長を求める所作が3つで済むという事です
三角形法のコアとなる実長の求め方は図右上に描いてあります(この直角三角形を用いて実長を求める事から三角形法と呼ばれているようである)
Aa、Ab、Ac 他にEaの実長も描画しても良いのであるが 正面図Aeの実長がEaの実長と同じ事は時間節約の為に是非気づいて欲しい! 


①EAの描写 これは課題プリントにある通りの寸法(60)である
②点aのプロット コンパスでEa(Ae)の実長を拾い足をEに置いて円弧を描く 次に三角形法で求めたAaの実長をコンパスで広い 足をAに於いて円弧を描く 先程描いた円弧との交点がaとなる
③abの実長は平面図からコンパスで拾う(この実長が一番使われるので専用のコンパスを一つ用意しておくと製図のスピードが格段に増す) 実長を拾ったら足をaにおいて円弧を描写
次に三角形法で求めた実長Abをコンパスで拾い 足をAに置いて先の円弧との交点を描く
この点がbとなる
④bcの実長はabと同じ bに足をおいて円弧を描写 Acをコンパスで拾いAに足を置き交点を描写
この点がc
⑤⑥同様にしてd,eの描写
次に展開図上の線分ABは 検定課題より長さ120は既知 Aに足を置き120に開いたコンパスで円弧を描写 Be=Ae Aeをコンパス拾いeに足をおいて交点を描写 これがBとなる
①~⑥までと同様にf,g,h,iをプロットしてゆく 
検定に於いては 半分の展開までで採点してくれるのであるが できれば全部描いたほうが
展開図を鋼板に写すのには良いかとも思う

コトバで説明するのには限界があるのでアニメーションでも作られればよいのですが 生憎その知識を用いあわせていないので御勘弁!
ただ 検定において製図用コンパスの数は制限されていない(と思う)ので少なくとも2本は用意しておいたほうが良いと思います
これからも 色々な展開図を描いていく必要があるかたは これを機会に是非 製図用品を揃えることをおすすめします



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