2016年4月8日

室内照明のLED化


電気照明の省電力化のお話です。
今回はグロー式のものから安定器を外し結線を整理しました。



先ずは、元の照明器具の説明から 

20W型蛍光直管 5
安定器 5



と普通な機種。これの消費電力をクランプ式計測器で点灯時の電流を計測

本来ならば20W型五本なので100Wの消費電力と考えますが、蛍光管、安定器ともに古くなると
想定以上に消費電力が大きくなります。この照明灯においては167Wの電気を消費していました。

ちなみに5灯→3灯→豆球→消灯という切り替え式ですので3灯自の消費電力も
101Wと想定していたものよりも大きくなっています。


今回は照明器具を天井よりはずし作業をしやすくしました。
切換えスイッチ式のモノは慣れないうちは複線図を正確に書きます。

慣れるとスイッチがあろうが簡単に出来るようになります。安定器も取り外され
配線もすっきりとしています。安定器を外すメリットは余計な消費電力をカット出来る事と
照明器具の重さが減る事で地震などで落下事故を防げる事です。
グロー式場合グロー球を外すだけでも対応しているLED管がありますが、私が工事する場合は
安定器も取り外す事お客様に理解して頂きます。

天井に照明器具を戻し、消費電力が9WのLEDを五本取り付けました。

消費電力を計測すると0.45Aの電流値をしめし45Wの消費電力であることがわかります。

三本点灯時の様子 クランプ式計測器で電流値を計測しています。

想定通り27Wの消費電力です。
さて是をまとめると

70%の節電に成功したことなります。この節電量は一日に10時間以上点灯する場所で
3年ほどで投資金額を回収できる計算になります。
私の経験になりますが、某大手ネットショッピングにて消費電力9Wの格安LEDを購入し
消費電力を測定し14Wと性能に大きな嘘がみられるものもありまして
LED選びは慎重に行う必要があると思います。


これが件の格安LED

実測してみると15W どうなっているのか問い合わせをしましたが
返答は得られませんでした。

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