2011年5月21日

開いたら閉じる

前回の続き。開いてしまったものは閉じなければなりません。今回は閉じるための準備のお話です
鉄筋の入っていなかったコンクリ部分に鉄筋をいれてコンクリを打設することにしました

先ずは、荷重のかかる部分の木材の腐食をすっぱりと切り取ります。画像でわかると思いますが
真っ直ぐに切りたいのですが、モルタル壁で挟まれているため鋸で切るにはちょいと難しいので
チェンソーでツッコミ切りをしました 一般住宅の営繕でチェンソーを使う人ってどれくらいいるのでしょうかね??w

既存のコンクリ部分にアンカー固定するようにして鉄筋を接地するのですが、その為の最初から出来合いの鉄筋もあるのですが、ドリルの錐径の都合上 手持ちのウェルドアンカーを使い溶接することにしました
バチバチっとくっつけました。一つ鉄板がついたものが見られますが、これは横筋でして鉄板が手の入らない壁の奥のほうでコンクリ枠の役目も致します
振動ドリルにてアンカー部分をいれる穴を掘ります、アンカーが溶接された鉄筋を穴に差し込んでハンマーで叩き込むとアンカー部分に組み込まれた楔によってアンカーの径が穿った穴よりも大きくなりアンカーが固定されるという仕組みです 興味あるかたはコチラをご覧アレ。
それぞれ穴を穿ち、アンカーつき鉄筋を差し込み固定し結束します
コンクリの枠を組むわけですが、腐食部分を切り込んだ高さにあわせ、その下までコンクリを打設することで、木材がコンクリによってのり荷重がかかっても耐えられるようにします
コンクリを練ります、これジャリコンというのがホームセンターで販売されていまして 自分で配合しなくていいのは大変に便利です
棒などで突っつきながら型に流し込みます。流しこんでから枠をハンマーでトントンと軽く叩いて隙間なく詰まっていくように注意します。あとは表面を鏝でならして、コンクリの打設は終了です。
で、次回へとまた続きます。




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