2011年3月4日

燻製を作る(道具編)

燻製をつくり始めて15年以上経ちましたが、講釈を垂れられるほど真面目な取り組みをしていないので、私なりのアプローチ・・・・燻製道具の作り方などを書いてみたいと思います。
まずはペール缶 これはガソリンスタンド等に言うと気持よくわけて頂ける所が多いです(無料)。
私のように板金加工設備があるのならば一つでも(無くても構わないw)よいのですが・・・・、出来れば二つ用意して頂けると、火室をわけるのに便利です。
採寸ですが、直径はほぼ30センチです。30センチの円に内接する正方形をイメージしてください。その一辺は30÷√2で出ます。その寸法で穴をあけていきます。
穴あけが完了したので針金を通して端っこを曲げて固定します
こんな感じで針金を通すと、中に吊り下げられる燻製が多くなります
ひっくり返して中心をだし直径12センチくらいの円を罫書きました
切り始めの穴を空けて置きます。こういう板金鋏は普通もっていないかもしれませんが、切った感じ厚みは0.27ミリ程度ですの気合さえあればダイソーの100円キッチンハサミでもいけると思います
穴あけが完了しました。触ってみた感じ手を切りそうなので安全のために端っこを叩いておきます
これで取り敢えず、安心して触れます。
こういった針金を三本ほど用意します。
吊り下げたり、干したりするのにこういう感じで使います。
我らが工作所の場合はこういう蓋(親方製作)が普通にありますので作るまでもないのですが、一般的な家庭でしたらばベニヤ板を載せたりして代用して下さい。それで充分です。
工作所の端っこにあった材料で火室(ハカマ)を作ります
はい、いきなり完成しましたw この部分を詳しく説明しても真似ができないと思いますので、ペール缶はできれば二つ用意するというコトバを思い出してください。もう一つのペール缶を適当なところで横に切ってやれば同じようなものが出来ます。そっちのほうがずっと楽です。

次に煙を発生させる方法について、ホームセンターに売っているスモークウッドは大変に便利なのですが価格が高い・・・・(そのうちにスモークウッドの作り方も記事にします)。
そうなるとチップのほうに頼らざるを得なくなるのですが、熱源としてガス・電気コンロなど色々とありますが、温燻でしたら、私の断然のお薦めは木炭です。
木炭をきれいに燃焼させるためのコンロを作ります。
いきなり完成品をみせてしまいますが、これダイソのオイルポットと味噌こしを組み合わせたもの(総計200円)。
底は缶切りでぬいて、オイルポットの中網を底に押し込みます
そこに、味噌こしを嵌めます

使い方は、熾した少量の木炭をオイルポットの半分の高さくらいまで入れ、チップをいれた味噌こしをのせると簡単にスモークが発生します。
最初の器具作りさえやってしまえば、頻度にもよりますが10年は使える道具ですので是非燻製づくり(道具)に挑戦して見てください。




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